目標達成プログラム
今日は七夕。
外は全国的に大雨警報。
でも宇宙空間で再会する
織姫さんと彦星さんは
きっと楽々会えたはず。
さてさて、今日は
特定保健指導のお仕事。
いわゆるメタボ健診で
基準値オーバーした人は
この特定保健指導を
半年間受けることになります。
本人が希望しなくても
受けないといけなかったりして
ちょっと複雑な感じです。
指導を望んでいなくても
みんな大人なので
生活習慣改善の目標を立てて
「頑張ります！」と言って
面談は終わります。
今日の人も望まない指導を
受けて目標を立てた人で、
Abishは半年後の最終支援を
電話で担当しました。
初めて話す人なので
緊張しながら電話をかけると
気さくに話してくれました。
でも立てた目標は
「全然してない。」
「目標立ててもできないから
もう目標立てないことにした」
と淡々と話されました。
そして半年前は問題なかった
血圧が上がり、
現在、通院中だと。
今月は辞めた相談員さんの
最終支援をかなり
引き継いだけど、
少なくない対象者さんが
半年前になかった疾患を
発症してしまったり、
症状が悪化したりしている。
あぁ...ほんと無力感を感じる。
これまでの支援をしたのは
自分じゃないけど、
もっとうまく支援ができたら、
もっといいシステムがあれば、
こんな風にならなかったかも、
と思ってしまう。
国が一生懸命
生活習慣病を予防しようとして
特定保健指導のシステムを
作ったのはスゴイと思う。
国民皆保険もそうだけど、
こんなの作れるの日本だけだ。
ほんと、有難い国だけど
でも、それでも足りないと
思ってしまうんだなぁ。
実際、特定保健指導の
面談日設定の電話に
かなりの人が
”ほっといてくれ”オーラ。
「自分でやるんで受けません」
「忙しいって組合に言っといて」
「はいは～い、俺いらないわ」
「受けないと罰せられるの？」
と断る人も多い。
保険やサプリの勧誘を
断るかのように
”うざいよ”オーラも多発 f(-_-;
一応、国の法律の下、
電話しているのですが...
断られると結構凹みます。
いや、断られたことに対して
ではなく、
とげとげしいオーラに
傷付くのか...。
でも、とげとげしくもなるね～。
いい大人が
”肥満だ”とか
”不健康だ”とか言われそうな
こんなプログラム、
受けたくないよね～。
生活習慣改善って言われても
なかなか素直に
「はい、そうですね」
とは言えないし、
目標立ててできなかったら
自己肯定感も下がるし。
Abiだって
「はいはい」
「で、受けなくてもいい？」
と横柄な態度で腕組んで
断る可能性大だ。
でも
特定保健指導の対象になる
メタボの人の多くは
「太っている方がいい」
「不健康な方がいい」
なんて本当は思ってないはず。
それでもそんな態度になるのは
一方的に望まないタイミングで
知らない人に
自分が触れられたくない現実を
指摘されるからだろう。
とげとげオーラで護身中、
みたいな。
実際に会うと
みんなほんとに疲れてて
自分の体にまで気を遣う余裕が
ないんだなぁと
すごく感じてしまいます。
ほんとはリトリート施設とかで
ゆっくり自分に向き合う時間を
しっかり作ってあげて
体を休ませてあげたいなぁと
心底思います。
※偉そうですみません...。
ふぅっ...
もっと力になれればなぁ...。
保健師のお仕事で最近思うのは
どんなにいい目標を立てても
それを行動にうつすためには
”1人じゃなかなか難しい”
ということ。
特定保健指導プログラムの多くは
日々の体重や目標達成度を
アプリを使って入力して
1か月後や半年後に
電話やメールのサポートが
あるけど、たぶん足りない。
1ヶ月やらなければ、
その目標は達成できない目標だと
体が覚えてしまう。
目標達成するためには
もっと頻回な専門家のフォローと
一緒に頑張る仲間が必要...
ってわかってるけど、
それをプログラム化すると
とんでもない額になって
とても国でそんなのできない...。
でもなんとかそういうプログラム
作りたいなぁ。
Co-A Laboでできないかなぁ。
そんなことを考えた
2018年の七夕でした。
Abishの短冊に書いた願い事：
目標達成プログラムの現実化！
構想練れたら
モニター募集するので
よければお付き合いください。
