レイキに関する論文（海外）～レイキ vs. 理学療法
Abiです。
検索結果をお伝えします！
と言ってから
1ヶ月以上経ってしまいました。
ということで早速ですが、
ご紹介します。
今回はPubMed（パブメド）*で
調べてみました。
＊PubMed とは、
NLM（米国国立医学図書館）内
の国立生物科学情報センターが
作成しているデータベース。
世界の医学界で定番の
医学系論文データベース。
2018年6月7日時点で
「Reiki」でヒットした論文は
2,744件。
日本語だと「冷気」「冷却」
といったヒーリングのレイキと
全く関係ない論文も
ヒットしましたが
英語ではざっと見たところ、
そういうものはあまりなさげ。
でも2,744件も読めないから
「Reiki Therapy」
（レイキセラピー）
で検索してみると2,709件。
げっ！ほぼ減ってない...
「Reiki effectiveness」
（レイキの効果）
で検索してみると165件。
これくらいなら読む気になる。
ってことで
をご紹介します。
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Fernaz Jahantiqh, Abdolghani Abdollahimohammad, Mohammadreza Firouzkouhi,
Vahid Ebrahiminejad: Effects of Reiki Versus Physiotherapy on Relieving Lower Back Pain and Improving Activities Daily Living of Patients With Intervertebral Disc Hernia. J Evid Based Integr Med 2018, 23, Published online 2018 Mar 14, doi: 10.1177/2515690X18762745. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5871054/, (cited 2018-06-07).
椎間板ヘルニア患者の腰痛緩和
と日常生活動作の改善における
効果～レイキ対理学療法
論文のタイトルに
「versus（=対）」って！！
おもしろいっ！！
この研究はイランのザーボル大学
の研究で、アメリカの
Journal of evidence-based integrative medicine
（エビデンスに基づいた統合医療の雑誌）
という雑誌に掲載されました。
この論文は、
60人に椎間板ヘルニア患者を
レイキ群、物理療法群、投薬群
各20名に分けて比較したもの。
【レイキ群】
15分の遠隔レイキを3回実施
【物理療法群】
60~90分間の物理療法*を7~10回
＊温熱療法、経皮的電気神経刺激、
骨盤牽引、運動
【投薬群】
投薬のみ
※全ての群に8時間置きに
抗炎症薬と中枢神経抑制薬が
1週間投与された。
各療法を実施する前後で
①痛みの度合いを10段階評価
（0を無痛、10を最も痛い）
②日常生活動作に関する質問
（高得点の方が能力が高い）
を行った。
その結果...
①痛み
レイキ：8.20→3.80
物理療法：7.75→5.60
投薬：8.40→7.00
②日常生活動作
レイキ：62.20→77.60
物理療法：55.10→70.45
投薬：58.50→61.50
レイキ群は投薬群に比べて
痛みが減少し、
日常生活動作能力がアップ。
（統計的にも立証。）
物理療法群とレイキ群は
統計的に違いはないけど、
投薬群と比べて
統計的に有意だったのは
レイキ群だけだったので、
レイキ vs. 物理療法の対決は
レイキが勝利！
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ということで、
遠隔レイキ、すごいっ！
著者も最後に
「レイキは疼痛緩和や
日常生活動作能力アップに
看護師が使える
コストがかからず、
副作用がない安全な
補完療法だ」
って言ってます。
日本じゃ怪しいレイキですが
海外ではそうでもなさげです。
レイキに関する海外論文は
まだまだあるので
いろんな方向から
科学的な情報を
伝えていけるといいなぁ。
